中古本屋(TOMIX角店)

トミックスの「角店セット」といえば、Nゲージの世界で角地に置く定番アイテムとして長らく君臨?してきました。
それだけに、単に置いただけでは既視感が出てきます。普通の商店よりやや大ぶりのサイズ感などもあり、色々なお店に展開できる可能性を考えたくなります。
これまたかなり以前から各所で提唱されている、2個縦に繋げた「角ビル」にするのもいずれ形にしたいのですが、まずここではオーソドックスに、1軒のみを衣替えさせてみます。

モチーフは見ての通り、「本を売るなら〜」でお馴染みの、あの中古本屋です。
今でこそそこまで行かなくなりましたが、昔は休日に近郊の数店舗を巡るのを「オフツアー」などと勝手に呼んで、様々な趣味の本やCDを渉猟したりしていました。自分にとって価値のあるものが結構安価で売られていたりしており。鉄道関係の雑誌も店によってはまとめて売られていたものです。

その頃の思い出を再現・・というのは大袈裟ですが、かつての親しみを思い起こしながら作りました。とはいえ全体塗装をグレーに変えた以外は、シールの貼り替え程度ですのでそんなに高い難易度ではありません。
ブックオフは非常に目立つ看板で主張が強いため、貼るだけでも十分雰囲気が出てきます。

それだけだとちょっと・・とも思い、今回は内装も割と作り込みました。
ただ見ての通り、実際の面積は相当狭いので、あくまで正面から見えそうな部分のみにとどめています。
具体的にはカウンターと本棚。いずれもプラシートやブラ棒を組み合わせて簡単に造形しただけです。本棚の本は実際の写真を合成して作成。立体感はありませんが、遠目からなのでまあいいか、と。
実在の店舗の内装は、調べてみると思いの外まちまちなのですが、共通しているのは本棚。グレーの色合いで最下段が平置きでき、下のストッカーに在庫を収納できるあれですが、CDやゲームコーナーは若干違うタイプのようです。ここでは素直に通常タイプをイメージしました。

いくら普通の商店セットより大きいとはいえ、サイズ感的に20平方cm程度ですので、実面積にするとせいぜい15坪。2階があると考えても狭すぎですよね。
ただ、コチラなどをみていると最初は35坪とかからスタートしたそうですので、もう少し大きければ、全くあり得ないという感じでもなさそうです。

背面は見ての通り、ほぼ手を入れていません。
屋上についても、クーリングタワーなのか配管なのかは別にして、少し装飾した方が良いですね。今後の課題で。

というか、せっかく作った内装なのですが・・中に入れるとほぼ目立ちません。
ほんのり見えるのでまあ良いかと思いつつ、やっぱりそろそろ電飾の検討なんですかね。ただこちらは配管以上に一筋縄では行かなそうです。

入口の看板も自作。自販機はとりあえず有り物を置きましたが、正面はもう少しリアルにしたいところ。
2階の窓は自作のサッシ風の紙を入れています。

街中にあると、ふらっと立ち寄りたくなる雰囲気が出ているかどうか。
これはこれで良いけど、次こそ「角ビル」を仕上げたいところです。